水産増殖科
今日の実習では、水の中に溶け込んでいる酸素量を測定しました。
方法は次のとおりです。
試水に塩化マンガン溶液と水酸化ナトリウム溶液を加えると、水酸化マンガンが沈殿します。この沈殿は、水中の溶存酸素と反応して溶存酸素に対応する量だけ酸化されます。これに塩酸とヨウ化カリウムを加えると、酸化されたマンガンはヨウ素イオンによって還元され、ヨウ素イオンは、遊離したヨウ素となります。遊離したヨウ素を、濃度が分かっているチオ硫酸ナトリウム溶液ででんぷんを指示薬として滴定することで、間接的に酸素量を知ることができます。
先生の操作手順を目に焼き付けて実習開始です。
DO測定の場合も液色が変色します。最終的には透明になれば終了です。
ここで大事なのは滴定量です。
2年生の皆さん、うまく操作することはできましたか?
2学期は水質測定等の化学実験やクルマエビやアコヤガイ等の観察を行っていきます。
楽しみながら学びを深めてください!
【2024年9月13日(金)実施】
水産増殖科
今日は、真珠養殖に関するスペシャリスト(我々は「レジェンド」と呼んでいる)F先生による、真珠の選別に関する実習を行いました。
知識・技術を引き継ぐため、教科担任も生徒と一緒に学習しました!
真珠の選別基準には多くの項目があります。
巻きや色彩、光沢の程度の他、傷の種類について、実物を用いて選別しました。
後半はネックレスを作るための連組台上で組み合わせ方法について学習しました。
形状は大まかに以下のとおりです。
・ラウンド(新円)
・セミラウンド(丸)
・オフラウンド(丸ではない)
・セミバロック(小変形)
・バロック(変形)
さらに「オフランド」には写真のような種類があります。
ちなみにこれは、昨年度の先輩の実習ノートです。詳しく記されてますね!
皆さんも、実習ノートにきちんと記録しましょう。
3年生の皆さん、真珠の選別方法や選別基準について理解できましたか?
卒業までにまだ学習する機会はあります。しっかり学びを深めましょう!
【2024年9月12日(木)実施】
水産増殖科
水のCOD(化学的酸素消費量)は、水中の有機物や還元性物質の量により変化するので、水質汚濁の程度を比較的簡便に表す指標とされています。
専攻科水産増殖科では、アルカリ性にした試水に、一定量の過マンガン酸カリウムを加えて加熱し、酸化されずに残った過マンガン酸カリウムを、チオ硫酸ナトリウム溶液で滴定し、試料水の過マンガン酸カリウムの消費量を算出します。
その値を対応する酸素量に換算し、試料水中に有機物がどのくらいあるのかを調べます。
この方法を、アルカリ性過マンガン酸カリウム-ヨウ素滴定法といいます。
次の写真は、専攻科生が試水を滴定しているところです。液色に注目してください。
黄褐色 ⇒ 紫色 ⇒ 薄紫色 ⇒ 透明へと変化します。
実習うまくできましたか?
【2024年9月10日(火)実施】
1年生の皆さん、夏休み中に事故やケガはありませんでしたか?
今日は、宇和島消防署より心肺蘇生法に用いる人形とAEDをお借りして、救命講習を行いました。
応急手当DVDを視聴した後、いざ実践です!
救命措置のおおまかな流れは以下のとおりです。
1.倒れている人の周囲の安全を確認する。
2.倒れている人の反応を確認する。反応がある場合は具合を尋ねる。
3.大声で応援を呼び、119番(海上の場合118番)への通報を依頼したり、AEDを持ってきてもらうよう依頼したりする。この時、なるべく多くの人の応援を求める。
※119番通報すると、通信司令員が行うべきことを指導してくれます。スマホのスピーカー機能を活用
すれば、指導を受けながら両手を使うことができます。
4.普段どおりの呼吸の確認をする。
5.呼吸がない場合、胸骨圧迫(強く、早く、絶え間なく)を開始する。
6.状況により人工呼吸する。(感染症予防の観点から胸部圧迫のみでも可)
7.AEDを準備し装着する。(AEDの形式により使用方法が異なるが、音声メッセージが指示してくれます)
8.AEDによる心電図の解析。
9.救急隊に引き継ぐため、を交代しながら上記4~8を繰り返す。
1年生の皆さん、全員積極的に取り組めましたか?
これから生活していく上で、いつ、どこで、どのような場面で事故やケガに遭遇するかわかりません。
自身のことのみならず、他の人のためにも今日の講習内容を活かしてください。
2学期に入り、まだまだ暑い日が続いていますが、体調管理に注意しながら充実した学校生活を送ってください。
9月17日(火)は漁業実習です。事故やケガのないよう注意して楽しく取り組みましょう!
【2024年9月10日(火)実施】
水産増殖科
水産増殖科には、生物飼育実習室や坂下津実習筏以外にも施設・設備が多くあります。
中でも小型実習船『海華(うみはな)』は、坂下津実習筏で管理を行う時や釣り実習等、これからの季節は使用頻度が高くなります。
そのため、これら実習を円滑に行うためにも日頃からの保守管理が必要です。
今年度は5月20日から22日までの間、1回目のドックを行いましたが、わずか4カ月程でこのように付着物が付いています・・・
(1回目のドックはこちら https://uwajimasuisan-h.esnet.ed.jp/plugin/blogs/show/1/2/913#frame-2)
なぜかシャフトやプロペラ付近に付着物が多く付きます。付着物が好む何かがあるのでしょうか?
水産増殖科のみなさんには、付着生物の生態にも興味・関心を持ってほしいと思います。例えば、付着生物が好む素材や時期など新たな学びの素材があるかもしれませんよ!
9月17日(火)は、1年生の漁業実習が予定されています。小型実習船を使った始めての実習です。自身の命は自身で守る努力をしてください。先生方も安全航行に努めていきます!
【2024年9月9日(月)‐9月11日(水)海華ドック】
水産増殖科
今日は、キンギョの選別を行いました。
2年生は昨年度、オニテナガエビの飼育を行っていたので、キンギョの種苗生産の経験がありません。
選別には魚種によっては用途が違います。
選別には、大きい小さい、正常体形異常体形が一般的です。
キンギョの場合、観賞魚であるため、上記以外にフナ尾または3つ尾、体色が単色または混合色、背ビレの有無(品種:ランチュウの場合)など目的によって選別方法が異なります。
2年生の皆さん、キンギョの選別はどうでしたか?
今日の経験を活かし、選別したキンギョを大切に育ててください!
【2024年9月9日(月)実施】
水産食品科
先日、水産食品科3年生は、
総合実習の時間に「くろめうどん」を作りました!
農産加工品である『うどん作り』の技術を、習得できたのではないでしょうか(^^♪
うどんの「コシ」を出すために、踏んでこねてを繰り返しました!
担任の先生も一緒に作りました!
出来上がりは、手作り感!満載!!!
美味しく頂きました♪
水産増殖科
先週の宇和島湾です。穏やかな一週間でした。
9月3日
9月4日
9月6日
9月8日
続いて、専攻科水産増殖科で飼育されているマサバです。
収容直後と比べると倍近くに成長しております。このまま順調に成長してほしいです。
引き続き管理をお願いします!
【2024年9月8日(日)穏やかな宇和島湾】
部活動
水産食品研究部に所属する「フィッシュガール」のマグロ解体の練習風景です!
キョクヨーマリン愛媛さんより、生け簀で死んでしまったマグロを譲り受け、
解体ショーの練習をすることが出来ております!
本当に有難いです!
暑い日でしたが、駐車場のスペースを利用して、
より良い解体ショーになるよう技術の向上を目指しています(^^♪
フィッシュガールのInstagramも是非見てください!