水産増殖科には、生物飼育実習室や坂下津実習筏以外に所有する施設が多くあります。中でも小型実習船いたしま2は、坂下津実習筏で管理を行う時やもじゃこ採捕実習、釣り実習などこれからの季節は使用頻度が高くなります。そのため、これら実習を円滑に行うためにも日頃からの保守管理が必要です。
 【ドック前】






連休明けからの実習に備え、今日はいたしま2ドックを行いました。造船所で船体を高架していただきます。その後、船底の付着物の除去や洗浄後、ペンキ塗りを行います。その他にはエンジンオイルや亜鉛板など消耗品の交換や修理箇所があった場合にはこの時に行います。
 【ドック後】






付着物に注目してください。船底に比べ、推進機周辺に多くの付着物が付きます。付着物が推進機周りに付着することで航行速度が下がったり、エンジントラブルを引き起こす原因となることもあるのでドックは大切な管理です。
 
水産増殖科のみなさんには、付着生物の生態にも興味・関心を持ってほしいと思います。例えば、付着生物が好む素材や時期など新たな学びの素材があるかもしれませんよ!
 
【2021年4月28日‐4月30日実施】
 
                    
                    
                    
                    
                    
                    
                    
                    
                    
                    
                 
            
            
            
        
    
        
                    
            
        
        
                
        
            
                            
                    
                    今日の実習ではムラサキウニの卵発生実習を行いました。



ウニ類の体は球形、円板形、ハート形の固い殻に包まれています。殻には小骨板により緻密に構成されていて、管足は各歩帯に二列ないし数列あり、管足の先端は吸盤になっています。【教科書 海洋生物より抜粋】



発生の手順は以下のとおりです。
1.肛門側の棘を切ります。
2.口にある口器(アリステレスのちょうちんと呼ばれます)を切開し取り出します。
3.口器を取り出した後、海水を満たした三角フラスコに生殖孔を下向きに置き、0.55モル濃度のKCL(塩化カリウム)を注射します。
4.生殖孔より精子または卵が容器中に放出されます。
5.放出されたものが精子であればもや状で、卵であれば粒状なので観察は容易です。
6.互いに混ぜ合わせれば授精します。


写真のウニは精子が放出されました。



授精させた受精卵を光学顕微鏡で観察します。またディスプレイにも映しました。


生徒のみなさんが受精させた受精卵と事前に準備されたプルテウス幼生の観察を行い、ワークシートに記入しました。
今日は短縮授業であったため、かけあしで進行しましたが積極的に取り組んでくれたおかげで予定していたところまで学習することができました。
今後の色々な実習が予定されています。さらに学びを深めましょう!
 
 
                    
                    
                    
                    
                    
                    
                    
                    
                    
                    
                 
            
            
            
        
    
        
                    
            
        
        
                
        
            
                            
                    
                     前回の学習に引き続き、WWFジャパンの前川様に講師をしていただきオンライン授業を行っていただきました。演題と授業内容は以下のとおりです。
【第2回目オンライン授業:世界が求める持続可能な養殖とASC認証】
・水産物の国際認証制度について
・宮城県カキ養殖事例から学ぶ持続可能な養殖業の可能性
 


前回の授業にも触れられておりましたが、水産物の国際認証を得るためには、生態系・環境に悪影響を与えていない、種苗の供給量を良好な状態で維持されている、資源調達による生態系攪乱が最小限に抑えられている、管理する規則、仕組みがあり順守されているなどが求められます。
 


授業の後半では、水産物で日本初の国際認証を得た宮城県志津川市戸倉地区のカキ養殖現場の実例を紹介していただきました。
宇和島市ではマダイの国際認証を得られている企業を知りました。
 

ご多用の中、2回に渡りオンライン授業をしていただきましたWWFジャパンの中川先生に感謝いたします。
 
 
3年生のみなさんは、今後の学びに活かしていきましょう!
 
                    
                    
                    
                    
                    
                    
                    
                    
                    
                    
                 
            
            
            
        
    
        
                    
            
        
        
                
        
            
                            
                    
                     本日は朝のショートホームルームの時間帯に、第1回校内英単語テストを実施しました。1年生にとっては、初めての英単語テストでしたが、出来はどうだったでしょうか?
【英単語テストに取り組む1年生】



 さて、ゴールデンウィークが目の前に迫ってきましたが、1年生は、新しい環境でいろいろ疲れたのではないでしょうか?今年のゴールデンウィークはコロナ禍で迎える特別な期間です。不要不急の外出は控え、家庭でゆっくり静養するとともに、自分の趣味や学習に取り組んでください。何か体調に異変がある場合は、速やかに病院を受診し、学校にも連絡をお願いします。
                    
                    
                    
                    
                    
                    
                    
                    
                    
                    
                 
            
            
            
        
    
        
                    
            
        
        
                
        
            
                            
                    
                    今日は2020年度産マダイを使って餌料転換効率試験を行うための準備を行いました。餌料転換効率試験とは、ある期間内に与えた飼餌料の量に対してその期間中にどれだけ増重(成長)したか知ることを目的に行うための飼育試験です。
マダイの測定を行いました。



並行してシオミズツボワムシの計数も学習しました。


各試験区に測定したマダイを収容しました。


2年生のみなさん、飼育管理よろしくお願いします!
【2021年4月26日実施】
 
 
                    
                    
                    
                    
                    
                    
                    
                    
                    
                    
                 
            
            
            
        
    
        
                    
            
        
        
                
        
            
                            
                    
                     本日6限目に前期総会(生徒会・水産クラブ・家庭クラブ)を実施しました。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、放送と各クラスでの実施となりました。
 各会長や各種委員会の委員長による所信表明がありましたが、それぞれの立場で学校を盛り上げていけるよう、力強く語ってくれました。生徒のみなさんもコロナ禍ではありますが、今は行動変容をしっかり行い、不要不急の外出は控え、収束後を見据えて力を蓄えましょう。週末には県総体も予定されております。例年と違い応援には行けませんが、出場する選手のみなさんの健闘を祈っています。


  総会の開会を宣言する生徒会副会長        生徒会長あいさつ


    水産クラブ会長あいさつ          家庭クラブ会長あいさつ
 
【真剣に放送を聞く各ホームルームの様子】
(1年生)



      1G              1A              1M
(2年生)



       2G             2A             2M
(3年生)



       3G             3A              3M
※ 昨年に引き続き、学校の正門入ってすぐ左側にあるカイズカイブキの木に、今年もトンビが巣を作っていますが、親鳥が卵を温めています。


                    
                    
                    
                    
                    
                    
                    
                    
                    
                    
                 
            
            
            
        
    
        
                    
            
        
        
                
        
            
                            
            
            
            
        
    
        
                    
            
        
        
                
        
            
                            
                    
                    今日は真夏日和の中、坂下津実習筏の管理を行いました。実習内容は以下のとおりです。

1.マダイの淡水浴及び計数



2.網洗浄

3.マダイ沖出し



実習後のパワーショット!

さすがは最高学年、今日の実習メニューを取り組んでくれました。また、熱中症やケガもなく安全に実習することができました。
これからの活躍が楽しみです!
【2021年4月22日実施】
 
 
 
 
 
 
                    
                    
                    
                    
                    
                    
                    
                    
                    
                    
                 
            
            
            
        
    
        
                    
            
        
        
                
        
            
                            
                    
                    今年度初の缶詰実習は、2・3年生合同で行いました。
いつもと違うのは、今回の実習は宇和島水産高校で育ったマダイを使用しているところです。
自分たちが育てたものを加工し販売することを6次産業化といいますが、今回は宇和島水産高校6次産業化商品です。

魚体を処理しています。


頭を落としたり、3枚卸にしたりしています。
この実習によって魚をさばく技術が身に付きます。



マダイ以外にも缶にこんにゃく、松山あげ、にんじんを適切な大きさに切って入れます。

缶に材料を入れ、調味液を入れています。
この後、缶にふたをして、巻締、加熱殺菌をすると、長期保存ができる缶詰のできあがりです。
                    
                    
                    
                    
                    
                    
                    
                    
                    
                    
                 
            
            
            
        
    
        
                    
            
        
        
                
        
            
                            
                    
                     今日は課題研究の第1回目の学習でした。先生より各担当について発表され、各班で年間活動計画の立案や活動を開始しました。


 こちらの班では、活動が始まっています。2年生の時に総合実習で学習したマダイの淡水浴をヒントに課題研究のテーマにしました。2020年度産マダイの魚体測定と標識を装着しました。明日、坂下津実習筏へ収容します。
 


 6時間目はWWFジャパンの前川様にオンライン授業を行っていただきました。演題と授業内容は以下のとおりです。
【第1回目オンライン授業:水産業の現状と課題を知る】
・日頃の消費行動と世界との関係性
・エコロジカルフットプリントと生物多様性について
・水産業の現状について
・漁業、養殖業の課題、環境影響について
 


 日頃の生活からの消費行動が世界とどのような関係性があるのか、ポテトチップスを例に世界の流れを丁寧にご紹介頂きました。また、初めて聞く言葉も多くありましたが今後の学びのヒントとなる内容も含まれていたのではないでしょうか。
 

 今回受講した内容から、今後の活動を進めていくためのヒントを見つけ取り組んでくれることに期待しております。来週(28日)も第2回目のオンライン授業を行っていただきます。本日学習した内容を整理しておきましょう。
【2020年4月21日実施】