学校が完全再開となり2日目です。今日の実習は基礎実習学習ノートの単元『4 生物飼育』です。1年生のみなさんはキンギョの種苗生産について学習します。
今日の実習内容について説明がありました。今回は大きく2班に分かれて実習を行いました。
【1班】キンギョの選別と計数
【2班】飼育容器の天井蓋作り(上段)とミジンコの種付け(下段)
1年生のみなさんにとって始めての実習でしたが安全にできましたね。今日からキンギョのお世話よろしくお願いします!
午後から少し雨が降ってきました。そんな中、今日もトンビの親鳥は雛の世話を精一杯行っています。学校内では、生徒たちが感染症対策を行いながら、勉学に励んでいます。
学校の完全再開2日目です。生徒のみなさんは本日も元気に登校しています。今日はクラス写真撮影があり、朝から専攻科の生徒のみなさんの姿も見られました。
昨日より学校再開となりました。今日の総合実習では2班に分かれて実習を行いました。前半組は生物飼育実習室でマダイの計数と測定、後半組は坂下津実習筏で網いけすの交換・洗浄・計数及びアコヤガイの貝掃除・ネット洗浄を行いました。
写真は網いけすの洗浄しているところとアコヤガイの管理をしているところです。
久しぶりの実習でしたが事故やケガもなく安全にできましたね。引き続き頑張っていきましょう!
今日もトンビは生徒の登下校を見守りながら、雛鳥の世話をしています。
臨時休業、分散登校を経て、本日から学校が完全再開となりました。何はともあれ、生徒のみなさんが元気に登校している姿を見て、本当にうれしい気持ちになりました。まだまだ油断は禁物ですが、3密を回避し、お互いに配慮しながら学校生活を送っていきましょう。
前回に続いて、本校で飼育培養されている2種目の餌料生物を紹介します。なお、各種の説明は教科書「海洋生物」の記述に基づいております。
〔ミジンコ Daphnia pullex〕
ミジンコは枝角類のなかでは大型である。環境により頭部や殻棘の長さの変化する種が知られている。世界の湖沼に広く分布する。飼育培養が容易で、淡水魚用の餌料として用いられる。
〔タマミジンコ Moina macrocopa〕
前種と同様、世界の湖沼に広く分布する。淡水魚用の餌料として用いられる。
【教科書「海洋生物」より】
ミジンコ類は通常、雌のみの単為生殖によって繁殖します。雄は年に数回出現するのみで、交尾して産み出される受精卵は耐久卵(または冬卵)といわれ、卵殻によって保護されます。耐久卵は水底に沈み、環境条件のよい時期を待って、孵化し発育します。
本校のミジンコ培養水槽です。見えにくいですがたくさんいます。
アルテミアの次の餌料生物としてキンギョに与えます。
今日も親鳥は雛鳥の面倒を見ています。親の愛は深いですね。
本校には小型実習船を係留する桟橋があります。先日紹介しました『いたしま2』もこちらに係留されています。
校舎からすぐ近くで海が見える学校です!
私たち水産増殖科は、キンギョやマダイなど様々な生物を飼育管理しております。今日は昨日紹介したアルテミアの培養について簡単に紹介します。
本校では、果実酒瓶に必要量のアルテミア乾燥卵と海水を入れて水温を28℃に設定して一日培養します。その後、孵化したアルテミアを餌料として使用するためには回収しなければなりません。
回収方法は果実酒瓶の上にバケツを被せ、下側に光を当てます。アルテミアは正の走光性であるため光に集まります。オレンジ色に見えるのがアルテミアのノープリウス幼生です。
集まってきたアルテミアはサイフォンの原理を利用してビニールホースを使って回収します。残った果実酒瓶の中には卵殻(孵化殻)が残ります。
このように回収できたアルテミアはキンギョ等の餌料として使用します。これら餌料生物が安定的に飼育培養できることで飼育生物も維持されるのです。また、これら餌料生物をとおして生命(いのち)のリレーが行なわれていることも学習することができます。
キンギョへ給餌する際には生命の尊さを感じてほしいです。