水産食品科 3年生 中和滴定の練習

2024年7月1日 14時53分
水産食品科

3年水産食品科では、

授業の中で食酢の有機酸量を求める「中和滴定」を行います。

難しい実験なので、

期末考査中のテストが終わった後に交代で「中和滴定」の練習をしています。

8KFCEQ44

食酢に水酸化ナトリウム水溶液を一滴ずつ入れるのが難しかったり、

慎重にやっていても失敗することも!

苦労することも含めて、生徒たちにとって良い経験となって欲しいです。

社会に出たら、「出来ない!」と思うことでも、しないといけない場面があります。

それをいかに出来るようになるのか?

そして、楽しめるか?

中和滴定という実験だけでなく、将来の役に立ててもらえると嬉しいです(^^♪

vNCHorfS

マダイの分養 【水産増殖科第2学年 総合実習】

2024年6月27日 12時28分
水産増殖科

今年度は、総合実習でマダイの種苗生産を行っています。

5月23日に、専攻科水産増殖科で自然産卵したマダイ受精卵3万粒を本科の飼育水槽へ収容し、

飼育を始めて一カ月が経ちました。

シオミズツボワムシやアルテミア等餌料生物の培養、底面掃除、換水等、管理することがいっぱいです。

水産増殖研究部に協力してもらいながら、順調に成長しており数もたくさん残っています。

今朝、マダイの一部を分養しました。

12

飼育水槽中のマダイは体の大きさが大小さまざまです。

大きいマダイが小さいマダイを食べてしまう可能性が高くなりますので、1個体でも多く残す(生存させる)ためにはこの分養作業はとても大切です。

カウンターで計数しながら別の水槽へ移していきます。

別の水槽へ2,000個体のマダイが移動し、元々いた水槽には同数以上のマダイが残っています。

34

3万粒の受精卵から約5,000個体のマダイが成長しています。

来月の海の日にはその大部分を放流予定です。

2年生の皆さん、引き続き管理をお願います。

また、水産増殖研究部の皆さん、いつもサポートありがとうございます。

来月、たくさんのマダイが放流できるよう、残りの管理もよろしくお願いします!

 

2024年6月25日実施】

水産食品科 2年生 開缶検査

2024年6月25日 14時53分
水産食品科

2年生は3学期に、

実習で製造した缶詰の「開缶検査」を行います!

今回はその予習として、

ちょっと早めに✨

「開缶検査は、何故するのか。」「どうやってするのか。」について学習しました。

開缶検査は、食品製造関係の企業においては極めて重要な検査とされています。

検査の際に使用するノギスの読み方も練習しました。

分からない時は近くの席の友達と教え合うなど、

インプットしながらアウトプットする皆さんの姿が、とても微笑ましく感じられました!

LQW02Ak0

ケンサキイカの観察とスケッチ 【水産増殖科第2年 総合実習】

2024年6月18日 12時44分
水産増殖科

今日の総合実習では、ケンサキイカの観察とスケッチを行ないました。

 IMG_9735

【準備物:ケンサキイカ、ケント紙、鉛筆(シャープペンシル)、水性ボールペン、タブレット端末、定規】

 

まず外部形態の観察と外套長の計測をした後、スケッチします。

交接腕の有無で雌雄判別ができることなどいくつかの観察ポイントがありましたね。

今回のケンサキイカは、前日に漁獲されたものであるためとても新鮮です。タブレットを使い生鮮時の写真を記録します。色素胞の濃淡を点描する際に便利です。

イカ・タコ類は頭足類(とうそくるい)であるため、写真撮影をする場合はご覧のとおりとなります。

 IMG_9744IMG_9747

 

さらにケンサキイカの体液は青色になります。その理由として体液中にヘモシアニンが含まれているからです。心臓や血管が青く染まりましたね!

 ヘモシアニン (1)ヘモシアニン (2)

 

観察後、速やかに冷凍し後日美味しくいただきます!

生命に感謝ですね。

 

2024年6月14日実施】

挿核実習 【水産増殖科第3学年 総合実習】 

2024年6月17日 14時30分
水産増殖科

今日の実習では、真珠養殖を行う上で要となる挿核(珠入れ)実習を行いました。

前回の実習では『メス通し』をしました。この作業により真珠の基となる核を送り込む通路をつくります。『メス通し』の良し悪しにより挿核作業にも影響がでます。

これまでの実習を思い出し、いざ実習開始です!

人に例えると手術と同様です。アコヤガイの体内をメスで切り、核を挿入します。生命に感謝しつつ慎重に作業を行っていきます。

IMG_9724IMG_9725

IMG_9726IMG_9727

うまく挿核できたアコヤガイは養生かごに入れ、坂下津筏で養生します。また、必要に応じて貝掃除やネット洗浄及び交換等の管理を行います。

 IMG_9729IMG_9730

 今年はどれ位残せるでしょうか。楽しみですね!

2024年6月13日実施】

出張講義 【水産増殖科 ホームルーム活動】

2024年6月15日 08時22分
水産増殖科

今日のホームルーム活動は、生徒の皆さんに進路について考えてもらうことを目的に、外部講師による出張講義を行いました。

講師は、神戸動植物環境専門学校の大川先生です。

大川先生には、御自身のキャリアや、神戸動植物環境専門学校、今春入学した本校卒業生の近況についてお話いただきました。

大川先生は幼少の頃より生き物好きで、特に鯨類について強い関心を持たれていたそうです。

その思いから、大学在学時には淡水魚の研究、大学院では鯨類の研究、最初の就職先では水族館業務と、キャリアを積み上げてこられてきました。また、趣味の水族館巡りに関する最新の話題もお話いただきました。

 IMG_9619IMG_9621

 続いて、神戸動植物環境専門学校の紹介や本校卒業生からのビデオレターを見せていただきました。

 色々な学科があり、楽しそうな雰囲気が伝わってきました。

 卒業生ビデオレター謝辞

 1年生の皆さんは本校に入学したばかりであるため、あまりピンとこなかったかもしれませんが、上級生の皆さんは進路について真剣に考えるきっかけになったかと思います。

 自分の将来像をイメージしながら進路について考えてみてください。

 

 最後になりますが、本校にお越しくださいました神戸動植物環境専門学校の大川先生に厚くお礼申し上げます。今後も引き続き御協力いただきますようよろしくお願いいたします。

2024年6月7日実施】

来村川干潟生物調査 【水産増殖科第2学年 総合実習】

2024年6月14日 08時12分
水産増殖科

今日は、本校の横を流れる来村川(くのむらがわ)[通称:保手川(ほでがわ)]の干潟でみられる生物について、採取と観察を行いました。

IMG_9597IMG_9598

来村川はかつて内水面漁業協同組合が設置されており、シロウオの四つ手網漁やウナギの石ぐろ漁等の伝統漁法がありました。また、同組合員の皆さまに色々な体験をさせていただいたことが思い出されます。

今日は、河口域の干潟において無脊椎動物を中心に採取しました。

干潟の様相も30数年前に比べると砂質が強くなったように感じます。

生徒たちは石をひっくり返したり、スコップで掘り越しながら採取をしております。

その際、ぬかるみにはまって長靴が抜けなくなったり、尻もちをつく生徒もみられました。

 IMG_9599IMG_9605

干潟ではチゴガニ(写真)やマメコブシガニ(写真)をはじめ、カワアイ(写真)やウミニナなどを観察することができました。

チゴガニマメコブシガニ     

カワアイ

カニ目線で本校を見てみるとこのような感じです。  カニ目線より学校へ

 

 市街地を流れている河川であるため、一見すると汚れている河川と思われるかもしれませんが、そこに多種多様な生き物が多く生息していることが実感できたと思います。

 これらの経験を通じて、地域の自然や産業に関する学びを深めてください!

2024年6月7日実施】

水産増殖科3年 現場実習

2024年6月12日 11時48分

今年度は3カ所に分かれ、現場実習を行いました。

 

【魚類養殖現場:岡崎水産】

マダイ等飼育魚の給餌をはじめ、岡崎水産の取り組みについて教えていただきました。

みかんブリの試食もさせていただき、おいしくいただきました。

 岡崎水産 (1)

 

【真珠養殖現場:愛媛県漁業協同組合 下灘支所】

真珠養殖を行う上でとても大切なアコヤガイ幼生や餌料生物培養等の体験をさせていただきました。

本事業所では卒業生が勤務しています。

卒業生の勤務の様子をみて頼もしく感じました。

下灘支所 (1)下灘支所 (2)

 

【水族館現場:虹の森公園おさかな館】

おさかな館の目玉といえばアカメです!

水族館業務の1つである水槽の保守管理を体験させていただきました。

水族館といえば華やかなイメージがありますが、

華やかに展示するためには各水槽に合わせた管理を行わなければなりません。

おさかな館 (1)おさかな館 (2) おさかな館 (3)おさかな館 (4)

 

3年生のみなさんは、本格的に進路について真剣に考える時期ですね。

これら事業所での体験を今後の進路選択に役立ててください。

最後になりますが、生徒を快く受け入れてくださいました各事業所の皆さまに、

厚く御礼申し上げます。

水産増殖科の活動記録(5月)

2024年6月10日 11時42分

前回に引き続き、5月の水産増殖科の様子をお伝えします。

 

【5月1日 水産増殖科第1学年 水産海洋基礎 キンギョの種苗生産】

4月30日より、キンギョの種苗生産を始めました。

本日、人工産卵床を観察するとたくさんの受精卵が産み付けられていました。

1年生のみなさん、飼育管理よろしくお願いします!

0501 1Aキンギョ (1)0501 1Aキンギョ (2)

 

【5月2日 専攻科水産増殖科第1・2学年 現場見学実習】

この日は、本校創立80周年記念の遠足がありました。

本科生は、坊ちゃん劇場やとべ動物園とそれぞれの場所へ遠足に行きました。

専攻科生は、高知県幡多郡大月町にあCOSA大月町文化教育交流拠点で

海辺の自然史研究舎の中地シュウ先生に四国西南部の生物相についてお話いただきました。

その後、柏島に立ち寄りました。

宇和島湾とは違いきれいな海を体感しました。

0502 専A遠足 (1)0502 専A遠足 (2)

 

【5月4日 水産増殖研究部 キンギョの様子】

キンギョの受精卵を観察したところ、胚胎もしっかり形成されており孵化間近です! 0504 1Aキンギョ (1)0504 1Aキンギョ (2)

 

【5月9日 水産増殖科第3学年 総合実習 真珠養殖実習】

本日からアコヤガイへ挿核するための基礎実習である『メス通し』が始まりました。

2年生の時にアコヤガイの形態観察をよく思い出してください。

この作業の良し悪しで真珠の出来栄えが左右されます。しっかり体得しましょう! 0509 3A真珠挿核 (1)0509 3A真珠挿核 (2)0509 3A真珠挿核 (3)0509 3A真珠挿核 (4)

 

【5月17日 水産増殖科第2学年 坂下津管理】

マダイの給餌や水質測定を行いました。

0524 2A坂下津管理 (1)0524 2A坂下津管理 (2)

 

【5月20日―22日 小型実習船『海華』ドック】

水酸増殖科のみなさんを、安全に航行できるためには施設保守管理はとても重要です。

520日から海華のドックを行いました。

ドック前後を見比べてみてください。なぜか推進機付近に付着生物が多く付いています。

その理由について興味がわきませんか?

0520ドック前後 (2)0520ドック前後 (1)0520ドック前後 (3)0520ドック前後 (4)

 

【5月23日 水産増殖科第3学年 総合実習 取水管一部交換工事】

本校で飼育している生物はマダイはじめ多くが海産種です。そのため、施設の保守管理はとても重要です。

先月、海水を飼育室内に引き込む取水管洗浄が行われました。

その際、一部の取水管に穴が開いていることがわかりました。

今日は配管交換と設置作業の補助をしました。

3年生のみなさんが協力してくれたおかげで無事海水を取水することができています! 0523 3A取水管交換 (1)0523 3A取水管交換 (2)0523 3A取水管交換 (3)0523 3A取水管交換 (4)

 

【5月24日 水産増殖科第2学年 坂下津管理】

マダイの給餌や水質測定を行った後、先週、垂下したクロメの生育状況を観察しました。

0527 2A坂下津管理 (1)0527 2A坂下津管理 (2)