6月23日(木)城北中学校の3年生を対象に水産業における体験学習が本校で行われました。
最初に体育館で本校の3つの学科の特色について説明が行われた後、海洋技術科・水産増殖科・水産食品科の3つの科に分かれて、体験学習が行われました。
海洋技術科では、本校で所有しているえひめ丸や本校で取得できる海技士の資格についての説明、操船シミュレーションによる操縦体験、大型船舶のエンジンについての説明、エンジンを動かす体験を行いました。体験した生徒は、大変興味をもって活動することができていました。
水産増殖科では、北里大学の西槇先生に来校していただき、生物の細胞学について説明を受けた後、ろうで固めた細胞を薄く切って顕微鏡で観察しました。生徒は説明に対して大変興味を持ち、真剣に取り組んでいました。
水産食品科では、食品を取り扱う際に気を付けなければならない細菌についてや本校で行っている取組についての説明、科目「課題研究」で開発している製品の試食、缶詰の巻締体験を行いました。特に試食したブリ大根の缶詰に対して反響が大きかったです。
今回の体験学習をとおして、宇和島の水産業についてより興味をもってもらえたらうれしいです。
先月に引き続いて、昨年12月よりご協力いただいている、日東電工株式会社が手がけられている技術を用いて坂下津筏で飼育しているマダイの飼育実験を行いました。
今月も日東電工株式会社の2名の職員の方にご来校いただきました。
先月の活動のようす
https://uwajimasuisan-h.esnet.ed.jp/blogs/blog_entries/view/8/4377d2c349c7726210cc43d48096cf83?frame_id=8
付着物抑制剤が施していない網いけす(対照区)と海洋生物付着抑制技術を施された網いけす(試験区)に収容されているマダイの測定と淡水浴を行った後、マダイ体表から剥離された寄生虫を回収しました。
後日、寄生虫の観察を行っていきます!
最後に、本実習にご協力くださっています日東電工株式会社に対しまして御礼を申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。
私たちはこれら実習を通じて、地域の自然や生物から水産業について学びを深めていきたいと思います。
【2022年6月20日(月)実施】
私たち水産増殖科が学習している愛媛県の養殖業や水産・海洋・生物について見学、体験を通して交流を深めました!
施設見学班
マダイやウチワエビ類など本校で飼育している生き物を見学していただきました。
プラバン班
プラバンで工作をしてもらいました。
タッチプール班
ヒトデ類やウニ類、ヤドカリ類など直接手に触れ体験してもらいました。
顕微鏡班
3年生が課題研究で取り組んでいる生き物の幼生を観察してもらいました。
各班、優しく丁寧に応対してくれました。見学・体験した児童のみなさんも喜んでくれていました!
うわじま圏域子ども観光大使のホームページにも今回の活動のようすが掲載されています。
https://uwajima-kodomo-kanko.jimdofree.com/2022/06/12/%E9%A4%8A%E6%AE%96%E9%AD%9A-%E5%AE%87%E5%92%8C%E5%B3%B6%E6%B0%B4%E7%94%A3%E9%AB%98%E6%A0%A1%E3%81%A7%E5%AD%A6%E3%81%B6/
来月はマダイ種苗放流でお会いしましょう!
【2022年6月11日(土)実施】
私たち水産増殖科第3学年のホームルール活動において、愛媛トヨタ自動車株式会社ToPTown宇和島の金澤将児先生にご来校いただき、『私たちの向かう先は?―喜働者を目指して―』という演題でご講義いただきました。
金澤先生からは以下のキーワードを中心にお話されました。
働くことについて考えてみよう!
自分自身について考えてみよう!
今、求められる人材とは・・・?
3年水産増殖科のみなさん、自分自身のこと理解できていますか?、喜働者を目指してくださいね!など、進路を考える良い機会となりました。
最後に、ご多忙のところ本校生徒のためにご講演くださいました金澤先生に御礼申し上げます。
【2022年6月17日(金)実施】
6月20日(月)5,6限目に城南中学校の総合的な学習の時間にて出前授業を行いました。
最初に豪華景品を賭け、体育館で水産クイズを行いました。生徒たちは結果に一喜一憂し楽しく参加できました。
クイズの後は海洋技術科・水産増殖科・水産食品科の3つの科ごとに授業を行いました。海運業が環境に良いことや、養殖業に関すること、かまぼこのおいしさの秘密など、愛媛の水産業のすばらしさを講義しました。今回の出前授業をとおして、地元である宇和島をより一層愛してもらえたらうれしいです!
6月14日(火)2年水産食品科の生徒が企業等見学実習を行いました。
ルナ物産株式会社
本校卒業生がお世話になっている企業です。会社の説明や進路選択のアドバイス等についてお話をいただきました。
工場内も見学させていただいたのですが、学校とは比べものにならない広さや設備にびっくり。従業員の皆様が品質・衛生管理に十分気をつけ、真剣に働いていらっしゃる姿を間近に見ることができ、大変勉強になりました。
試食でいただいたプリンとヨーグルト、とっても美味しかったです。
株式会社キシモト
私たちが授業で使っている教科書に掲載されている企業です。
野口聡一宇宙飛行士も食べた「宇宙日本食」が製造されている工場の見学をさせていただきました。丁寧かつ手早く魚を加工している姿を拝見し、私たちも見習わないといけないという気持ちになりました。
また、学校給食で商品を提供されたお話や、宇宙日本食認証を取得されたきっかけ等についても、興味深くお話を伺いました。
お土産にいただいた、骨までおいしい「まるとっと」、食べやすくてとても美味しかったです。
松山東雲短期大学 食物栄養学科
卒業生がお世話になっている短大です。食物栄養学科の概要や本校卒業生の活躍についてお話を伺いました。
本校の授業や実習で学んでいることが短大でも活かせることが分かり、とてもうれしかったです。
人工イクラを作る実験もさせていただきましたが、生徒達がのめり込むくらい楽しかったようなので、学校でも人工イクラを作ることができるよう、実験の材料をたくさんいただきました。
1年生では、魚類の形態観察を簡易的に行うために煮干しの解剖を行っています。
煮干しとは、魚介類の乾製品の一種で、煮熟後乾燥させたもので、煮干しいわしのような魚類煮干しのほか、サクラエビ、ホタルイカ、貝柱、ナマコ、アワビなどの煮干し品があります。
今回はカタクチイワシの煮干しを用いて観察しました。
私たちはこれら実習を通じて、地域の自然や生物から水産業について学びを深めていきたいと思います。
【2022年6月14日(火)実施】
今年度も、フォークリフト運転技能講習を開催しました。本校では、生徒一人一資格取得を目標としております。
今年度は2年生5名、3年生5名の計10名が受講しています。
本資格は、危険有害業務の就業制限されており以下の法律により定められています。
・労働基準法第62条(満18歳に満たない者に、運転をさせる等、危険な業務に就かせてはならない)
・年少者労働基準規則第8条で定められている危険有害な業務(フォークリフトの運転の業務)
今回は以下の日程で学科講習が行われました。
6月11日(土):4時間(走行に関する装置の構造及び取り扱いの方法に関する知識)
6月12日(日):7時間(荷役に関する装置の構造及び取り扱いの方法に関する知識、運転に必要な力学に関する知識、関係法令、学科試験)
講師はコマツ教習所四国センタの職員です。受講生のみなさんは、資格取得のため早朝より取り組んでいました。
来月下旬には、実技講習が控えております。学科講習同様、資格取得に向けて暑さに負けず頑張りましょう!
今日は、モジャコ採捕実習について紹介します。
ブリは出世魚と呼ばれ成長に応じて呼び名が変わる魚類です。呼び名も地域によって異なり宇和島地方では、モジャコ → ヤズ → ハマチ → ブリと呼ばれております。写真はモジャコです。
この実習は、流れ藻を探す「探藻」を行います。これは、浮遊しているホンダワラ類など海藻類を潮目に沿って探します。
流れ藻が見つかれば、操業実習です。漁具は、巻き網を用います。
この網は一枚網になっているので、沈子(いわ:おもり)を方から引き揚げていきます。その次に浮子(あば:うき)の方を絞り巾着を閉めるような要領で網を引き揚げていきます。
今日の実習ではモジャコをはじめ、カワハギ類やハナオコゼ等が採捕されました。
本実習を実施するには、特別採捕許可申請(知事許可漁業)を行ってから許可を受けなければなりません。また、操業海域を管轄する関係漁業協同組合への同意も受けなければなりません。これらの申請を経て実習を行うことができるのです。
本実習に快く同意していただいた関係機関に対しまして御礼を申し上げます。
私たちはこれら実習を通じて、地域の自然や生物から水産業について学びを深めていきたいと思います。
【2022年6月9日(木)実施】