水産食品科では、水産増殖科で育てているマダイのうち、商品価値が低いマダイを譲り受け、食品の加工を行いました。
価値が低い魚や部位を有効利用することは、愛媛の水産業を持続可能なものにするためには非常に大切です。
愛媛では、ほとんどの企業がそのような取り組みに着手していると伺っていますが、
学生時代から、私たちも命の大切さや有効利用の大切さを理解するためにも非常に良い機会となりました。


今回は、一夜干しに加工しました。
3年生はこのサイズのマダイを処理するのは初めてで、技術を身に付けるにもよい実習となりました。


開いたマダイは、お酒、昆布を入れた塩水に付け、一日乾燥させてできあがりです。
水産高校の選択授業では、農業の食品製造についても学んでいます。
昨日、グドロップチャレンジで使用した卵を使って「クレームブリュレ」と「キッシュ」を作りました。



キッシュの焼き上がりは少々焦げてしまったため、画像は載せていません(笑)


来週は、生徒が先生となって牛乳の加工の授業を行います。
選択A食品製造では、農産加工の勉強をしています。
今回は卵の加工を行う予定です。
そこで、「卵を割るなら!!」知財学習をしようということで、発想訓練を行いました。
卵を校舎の4階から落として割れないようにA4コピー用紙3枚と、はさみとセロハンテープを使用して制作物を作りました。


ほとんどの生徒が「私のは割れない」と言っていましたが、


4階から卵を落とした結果
残念ながら今回は生徒の卵は全部が割れてしまいました。
しかし、卵をストックパックに入れて使用したため割れた卵も使用することができます。
今日は3年生が取り組んでいる課題研究の進捗状況について紹介します。
こちらの班ではヒラメ成長具合を緑色LEDライトを照射することにより促進することが知られています。



次にタツノオトシゴ班です。1回目の失敗を生かし多くの幼魚が残っています!



続いて魔法の水班です。一学期はマダイとキンギョを混泳させておりましたが昨日からタツノオトシゴとキンギョの混泳を始めています。こちらの水槽は本校事務室前に展示していますので機会があればご覧ください。



最後にクラゲ班です。夏休みに黒潮生物研究所を訪問した際に提供していただいたアカクラゲのエフィラ幼生をクラゲに発育させるために飼育を始めました。



各班、トライ&エラーを繰り返しながら学びを深めています。今後の活躍に期待します!
一学期にワキンの種苗生産を行い、夏休み前に大中小のサイズ別に選別しました。夏休み中も管理を続けてくれたおかげでワキンがずいぶんと大きくなりました。昨日の実習では体形や尾鰭の形状(フナ尾または三つ尾)に注意しながら選別を行いました。



選別した結果、3200個体のワキンが成長していました!



今朝のワキンのようすです。死亡した個体も見当たらず元気に泳いでいます。



引き続き管理をよろしくお願いします!
今日は始業式でした。二学期の実習が本格化する前にいたしま2のドックを行いました。


船底はたいして汚れていませんが、推進機付近には付着物がぎっしり付いてます。


実習が本格化する前にしっかりメンテナンスを行います。
今学期も安全航行に努めます!
【2021年8月30日実施】
長かった夏休みも終了し、本日から2学期がスタートしました。新型コロナウイルスという見えない的との闘いの中でのスタートとなりましたが、感染対策をしっかり行い、充実した学校生活にしましょう。
【表彰伝達式】
始業式に先立ち、表彰伝達式が行われました。(新型コロナウイルス感染防止のため放送で実施)
<インターハイ・ボート競技>
男子ダブルスカル 第4位


<愛媛県高等学校新人大会ボート競技南予地区予選>
男子ダブルスカル 第1位


男子シングルスカル 第1位

<四国地区水産・海洋高等学校産業教育意見・体験発表会>
最優秀

<愛媛大学社会共創コンテスト>
地域課題部門 奨励賞



<海洋情報技術検定>
1級

2級





【第2学期始業式】
校長式辞(新型コロナウイルス感染防止のため放送で実施)では、主に以下の点について、お話されました。
・新型コロナウイルス感染防止の徹底について
・夏季オリンピックから感じたこと

<式辞を聞く生徒の様子>
(3年生)



(2年生)



(1年生)



2年生の生徒が学校桟橋と坂下津の水質測定とマダイ管理を行いました。



マダイの給餌をしています。


水産増殖研究部では、昨年よりベタの飼育・繁殖を行っています。この水槽の個体は先月繁殖した個体です。姿・形が親魚と似てきました。

こちらの水槽は、昨日、繁殖行動したペアです。



オスが泡巣を作り、メスとお見合いをさせます。うまくペアリングしたオスがメスの体を締め付け産卵させます。この行動を繰り返します。その後、産み終えたメスを取り出します。


残されたオスは卵保育を行います。


こちらは今朝のオスのようすです。

見えにくいですが、泡巣の中に白色した卵がたくさん入っています。
水産増殖研究部では、様々な生物飼育を行っています!