水産増殖科
水産増殖科では、実習で魚類や甲殻類等のスケッチを行います。
スケッチの準備物には、試料(生き物)、ケント紙、鉛筆(またはシャープペンシル)、水性ボールペン、タブレット端末、定規(またはノギス)があります。
全長や体長等各部位を計測した後、鉛筆もしくはシャープペンで輪郭等を下書きをします。
その際、実線または破線で描いていきます。
色彩の濃淡についても点描で強弱をつけます。
また、近年のタブレットの普及により、試料の生鮮時を記録しておくことができます。
下書きが終わったら水性ボールペンでペン(墨)入れを行います。
写真は、1年生が漁業実習で釣獲した魚類と2年生が節足動物(クルマエビ)を観察した際、スケッチされたものです。


スケッチする際、試料をよく観察しなければなりません。ここで観察眼が養われます。
今年度もたくさんのスケッチが描けました。
スケッチ
水産増殖科
2年生は、真珠養殖関連の実習が本格化する前に、真珠養殖で欠かせないアコヤガイについての理解を深める必要があります。
真珠養殖と言えば、本校のレジェンドF先生が第一人者ですが、今回はF先生による真珠養殖に関する全体像について説明を受けた後、アコヤガイの観察とスケッチを行いました。
【2時限目:真珠に関する知識】
アコヤ真珠以外の真珠に関することや真珠を使った装飾品等色々と学びましたね。




【3時限目-4時限目:アコヤガイの観察とスケッチ】
アコヤガイの血液は透明です。
皆さんのためにアコヤガイの生命を活用させていただきます。
感謝の気持ちを持って学習しましょう!
各部位を測定後、軟体部の観察を行っていきます。心臓の拍動が観察することができましたね!



先生方にも技術の伝承が引き継がれています。

2年生はいくつもスケッチも描いてきたので要領(コツ)をつかんできたようですね(^^)/
このように熟練技を要する真珠養殖ですが、これから実習を行っていく上で必要な技術です。
積極的に学んでください!
【2024年11月8日(金)実施】
アコヤガイ
スケッチ
水産食品科
水産食品科の1年生は、水産海洋基礎の授業で「心肺蘇生法」の体験授業を行いました。


『もしも』の時に、自分が出来ることが大切です!
いざというとき、どんな行動がとれるでしょうか?
今回の実習で、心肺蘇生を行う勇気と命を守る為の行動の大切さを、学ぶ事が出来たと思います!

水産食品科、心肺蘇生法、水産海洋基礎
水産食品科
水産食品科の3年生は、
食品管理Bの授業で『ヒスタミン検査』を行いました。
本校では、缶詰の海外輸出も行っているので、『ヒスタミン検査』は、重要な項目です!

ヒスタミン食中毒は、鮮度の低下等によりヒスタミンが多く蓄積された魚介類やその加工品を喫食した場合に生じる、アレルギーに似た症状を発症する食中毒です。
なお、ヒスタミンは一度生成されると加熱調理によっても分解されません。




ヒスタミン検査の方法についてしっかり学びましたが、実験準備から後片付けまでの一連の工程についても、協力し合いながらしっかり行っていました。
水産食品科、ヒスタミン検査、宇和島水産高校
水産増殖科
今年度は、総合実習でマダイの種苗生産を行っています。
5月23日、専攻科水産増殖科で自然産卵したマダイ受精卵3万粒を、本科の飼育水槽へ収容し、飼育してきました。
その多くは7月15日海の日に放流しました。
本科で飼育していたマダイは、7月15日以降、専攻科水産増殖科の施設で飼育してきました。
今日は飼育しているマダイ全個体の測定を行いました。
古い水槽から掬い取り、全長、体長、体重を測定し新しい水槽へ移しました。





2年生のみなさん、中堅学年としてしっかりしてきましたね。この調子で学びを深めていきましょう!
【2024年11月7日(木)月曜日の時間割でした(汗)】
マダイ
水産増殖科
1年生は現在、軟骨魚類の学習をしています。
今日は、実物を使用した学習を行いました。
試料は、地元漁業者の方より提供していただいたサメ類です。

本来、これらサメ類は漁獲時に現場で選別される低利用魚類ですが、今日の授業のために提供いただいたものです。
動物福祉のことを考えながら解剖しました。
外部形態を観察した後、解剖していきます。
観察時、ある生徒が歯の形状の違いについて気づいてくれたので、モデル生徒とともに口元をご覧ください。



解剖後、軟骨魚類の消化管(腸)の内側にはらせん階段状の仕切り(らせん弁)を観察しました。

らせん弁は、消化・吸収面は広い機能をもつことや、軟骨魚類にとって重要な分類形質の一つであることが理解できました。
1年生のみなさん、これからも学びを深めていきましょう!
【2024年11月7日(木)1時間目】
軟骨魚類
サメ
エイ
部活動
11月1日に産卵した「マダコ」です。



卵保護しているようすを撮影をするため、かごの蓋を開けようとすると、開けられまいと抵抗されてしまいます(汗)。
母は強しですね(^^)/
【2024年11月6日(水) 孵化が待ち遠しいですね】
マダコ
産卵
部活動
2023年度、当時の先輩たちが人工飼育下で産卵させたカワヤツメが2個体と少なくなりましたが、順調に成長しています。




本飼育個体は先輩から引き継がれ、私たちが3代目となります。
人工飼育に関わられた先輩方へ、機会があれば母校にお立ち寄りください。
そして、現在のカワヤツメをご覧ください!
【2024年11月6日(水) 管理中】
カワヤツメ
学校行事
10月31日午後、宇和島南中等教育学校体育館にて合同講演会が行われました。
ドラマ「ファーストペンギン」のモデルにもなった株式会社GHIBLI代表取締役 坪内 知佳様 をお招きして、「つながる ひろがる これからを生きる ~仲間とともに 地域から世界へ~ 」というテーマで御講演いただきました。
常に未来を見据え、強い信念のもと決して諦めずに動き続ける姿や、一人ひとりが行動を起こすことの意義、みんなが関わり合って助けたり助けられたりしているということを、生徒や職員に分かりやすく御講演いただきました。
生徒たちは、地元宇和島の一次産業を守っていくことの大切さに気付き、未来に向けて今自分自身がなすべきことを模索し始めたのではないかと思います。
坪内 知佳様、御講演誠にありがとうございました。




宇和島南
合同講演会
部活動
10月22日に卒業生より提供していただいたマダコが、本日産卵しましたY(^^)Y



最近、資源量の減少のためニュース等で取り上げられるマダコですが、漁業資源として食文化として後世に残していく必要があります。
そのため、国内における種苗生産技術の普及は急務と思われます。
本校でも微力ながらタコ類の種苗生産に取り組んでいます。
小さなことからコツコツと本種の種苗生産技術を積み上げていきたいです。
【2024年11月1日(金) 親ダコ卵保護中】
マダコ
産卵