水族館の役割には、飼育展示する魚類をはじめとする水生生物を『集める』、集めた水生生物を『飼う』、希少な生物や環境を保護する『守る』、これらの活動を私たち利用者に知ってもらう『広める』、さらに、これらの仕事をさらに広めるための『調べる』があり、日々行われております(西・猿渡(2007):水族館の仕事より引用)。
水族館の役割の一つ、飼育展示するための生物を『集める』仕事の協力をしましたので、その概略を紹介します。今回展示協力した魚類は「キチヌ」、「ヘダイ」、「メジナ」の3種で、おさかな館へ提供しました。
本個体は、今年5月、宇和島市坂下津筏で採取したものを今日(9月26日)まで飼育管理してきました。その間、展示生物として使えるようクリーニングを行いました。クリーニングとは、人工飼料を食べられるよう餌付けや疾病予防などを半年間かけて管理することです。
本日、無事に展示水槽へ収容することができました。今回は長い期間をかけてクリーニングをしてきたため、すぐに展示水槽へ移すことができましたが、本来はそういうわけにはいきません。
専攻科生たちが大切に育ててきた魚たちがおさかな館へ展示協力できたことを嬉しく思います(^^)/ 







おさかな館へお立ち寄りの際には、私たちが展示協力した水槽もご覧ください!
本校インスタグラム(https://www.instagram.com/uwajima_fisheries_high_school/)にもアップしています。合わせてご覧ください!!
【2024年9月26日(木) おさかな館で展示開始】
9月22日に行われた「ぱくパーク2」に
水産食品科3年生2名と海洋技術科1年生4名が、学生ボランティアとして参加しました!
3年生は、女性防災リーダー2期生ということもあり、運営側として頑張っていました(^^♪


ボランティアに参加する事で交友関係が広がり、
普段の学校生活ではなかなか会えないような人達と会えます。
人脈は、人生を豊かにするうえでも欠かせない財産の一つです。
このように積極的に地域ボランティアに参加している姿も素敵です!

大雨の中、お疲れ様でした!
ボランティア
水産増殖科
『海藻は古来より食用とされてきた。海藻は海に含まれる養分を十分に吸収し、カルシウム、マグネシウム、ヨウ素、鉄などを多く含んでいる。
最近では、研究が進み海藻に多く含まれるアルギン酸やフコイダンなどは生活習慣病予防に効果があるとされている。』
教科書「海洋生物」より引用しました。
今日の3年生の「海洋生物」の授業では、海洋植物に関する研究授業が行われました。
主な海藻として紅藻植物、褐藻植物、緑藻植物に分類されます。
写真は、緑藻植物のミルと紅藻植物のフシツナギです。


今日はカミソリの刃を使って細胞の切片を作成し、顕微鏡で観察しました。


〇紅藻植物:フシツナギとその切片


〇褐藻類:ワカメとその切片


なお、ワカメと同じ褐藻類には、以前の授業で学んだクロメがあります。
クロメに関しては、鹿島建設(株)様にご指導いただき、水産増殖研究部を中心に本校内で生育試験を行っています。
関連記事はこちらから (https://uwajimasuisan-h.esnet.ed.jp/plugin/blogs/show/1/2/1197#frame-2)
初任者の先生、授業準備お疲れ様でした。また、参観者の先生方ありがとうございました!
【2024年9月25日(水)3時限目 海洋生物】
水産増殖科
水産増殖科
部活動
水産増殖科
今日は、来村川水系2か所で水生生物による水質判定を行いました。
河川の中には、トンボ類やカワゲラ類のように生活史の一部を水中で生活する種や、サワガニのように一生を河川内で過ごす種がおります。
これらの中に水の汚れの程度を示す指標生物と呼ばれる生き物が含まれます。
この指標生物を使って水の汚れの程度を4つに区分します。
今年の結果はどうなりましたでしょうか?
【来村川:三島橋】
気温や水温などを計測した後、採取します。
三島橋では、イシマキガイとヒラタドロムシ類が優先しており、水質階級Ⅱ(ややきれいな水)と判定されました。




【薬師谷川:岩戸橋】
三島橋に比べ景観が良いです。採取方法は先と同様です。
岩戸橋では、サワガニとカワゲラ類が優先しており、水質階級Ⅰ(きれいな水)と判定されました。



この活動は平成10年より毎年9月または10月に実施しており、生徒の皆さんの人生より長く活動を行っています。
このように水産増殖科は、身近な河川を含めた海洋環境についても学習しています。
これからも継続していきます!
【2024年9月19日(木)実施】
水産増殖科
今日はクルマエビの外部形態の観察とスケッチ(下書き)を行いました。
(準備物:クルマエビ、ケント紙、鉛筆(またはシャープペンシル)、水性ボールペン、定規、ノギス)


「節足動物」は動物界最大の分類群で、昆虫類、甲殻類、クモ類、多足類など、硬い殻(外骨格)と関節を持つグループに含まれます。
「節足動物」は頭部、胸部、腹部に分かれ、それぞれの付属肢や脚を持つ動物の総称です。
科目『海洋生物』で学習したことを思い出しましょう。
私たちが学習するエビ・カニ・ヤドカリは甲殻類と呼ばれ、「節足動物」の一群に含まれます。
今日の実習では、各部位を計測したあと、鉛筆もしくはシャーペンで輪郭等を描いていきます。





タブレットを持参している生徒は生鮮時の色彩を記録しておきましょう!
次回は、ペン入れ(墨入れ)をします!
【2024年9月20日(金)実施】