水産増殖科
水産増殖科では、平成10年より来村川水系2か所で水生生物による水質判定を実施しています。
生徒の人生より長い活動です。
このように水産増殖科では、身近な河川から海洋環境について見つめています。
河川の中にはトンボ類やカワゲラ類をはじめ、生活史の一部を水中で生活する種やサワガニのように一生を河川内で過ごす種がおります。
これらの中に水の汚れの程度を示す指標生物と呼ばれる生き物が含まれます。
この指標生物を使って水の汚れの程度を4つに区分します。
今年の結果はどうなりましたでしょうか?
今日は、薬師谷川の岩戸橋付近で行いました。
薬師谷は宇和島市内でも有名な景勝地として知られています。
夏休み期間にはそうめん流し等の催しもされています。



採集した結果、サワガニとカワゲラ類が優先しており、水質階級Ⅰ(きれいな水)と判定されました。
その他、ヘビトンボやコオニヤンマも見られました。 



次回は来村川の三島橋で行います。
お楽しみに!

【2025年9月2日(火)実施】
水生生物
水質判定
来村川
薬師谷
水産増殖科
今日は、栃木県なかがわ水遊園の高橋さんと岩崎さんのお二人に来校していただきました。
今回の目的は、専攻科水産増殖科で種苗生産したシロギスを展示試料として提供することです。
栃木県なかがわ水遊園URL:https://tnap.jp/index.php
授業の前に、水産増殖研究部員の案内で、本科(水産増殖科)の飼育施設をご覧いただきました。



続いて、専攻科水産増殖科で授業です。
高橋さんは、平成13年度に本校専攻科水産増殖科を卒業されました。
せっかくの機会なので、なかがわ水遊園の紹介や水族館の役割・業務内容について講話もお願いしました。 



高橋先輩より水族館業務について詳しく教えていただきました。
大変貴重な機会となりましたね!
その後、シロギスのパッキング作業のお手伝いをし、お見送りをしました(^^)/∼~







本日は遠路はるばるありがとうございました!
後日、無事に展示されることを期待しております。
【2025年9月2日(火)実施】
栃木県なかがわ水遊園
卒業生
シロギス
水産増殖科
水産増殖科には、生物飼育実習室や坂下津実習筏以外に所有する施設が多くあります。
中でも小型実習船『海華(うみはな)』は、坂下津実習筏で管理を行う時やもじゃこ採捕実習、釣り実習等、使用する実習が多くあります。
そのため、これらの実習を円滑に行うためにも日頃からの保守管理が必要です。
1学期にもドックを行いましたが、付着物は容赦ありません(汗)。
特にプロペラやシャフト軸付近に多く付着します。。。






関連記事
https://uwajimasuisan-h.esnet.ed.jp/plugin/blogs/show/1/2/1945#frame-2
水産増殖科のみなさんには、ドックをきっかけに付着生物の生態にも興味・関心を持ってほしいと思います。
例えば、付着生物が好む素材や時期など、新たな学びの素材があるかもしれませんよ!
ドック完了は、9月3日(水)の予定です。
【2025年9月1日(月)実施】
小型実習船
海華
ドック
水産食品科
水産食品科の1年生を対象に、
「知的財産セミナー」を実施しました。
講師は、弁理士の相原 正 様(相原特許事務所)です。

まず「知的財産とは?」という基本的なことから教えていただき、
グループワークを行い自分達の意見を出し合いました。
本セミナーでは、
著作権や商標権など具体的な事例を交えて分かりやすくご講義いただきました。
今回の学びを通じて、生徒一人ひとりが知的財産の重要性を理解し、
課題研究や部活動等に役立てていけることを期待しています!
本日は、貴重なお時間を割いてご教示いただき、誠にありがとうございました!!





水産食品科
宇和島水産高校
知的財産
部活動
夏休み中の水産食品研究部は、
課題研究のレシピ作りや試作を中心に活動しています。

また、リアルタイムで起きている赤潮被害についても学習しました。
水産増殖科の皆さんと校内の桟橋から、
赤潮による酸素不足の魚たちの観察も行いました。
魚たちが苦しそうに口をパクパクさせながら必死に生きようとする姿を目にし、
切ない気持ちになりましたが海の大切さを学んでいました。


また、課題研究の一環として試食用の缶詰づくりも行っていました。
夏休み中ですが、部員たちは意欲的に取り組んでおります!


これからも学んだことを研究に活かしながら、
地域の水産食品製造業への理解を深めていきたいと考えています(^^♪
水産食品科
宇和島水産高校
水産食品研究部
課題研究
試作
赤潮
部活動
今日は、愛媛県漁業協同組合宇和島支所で、宇和海地区はえ縄協議会第41回定期総会が開催されました。
総会後、水産増殖研究部員3年生2名より発表をさせていただきました。
発表題:水高コズナ・プロジェクト -シロアマダイ種苗生産の試み-


関連記事
https://uwajimasuisan-h.esnet.ed.jp/plugin/blogs/show/1/2/2378#frame-2
はえ縄協議会員様をはじめ、来賓の愛媛県南予地方局水産課長様、水産研究センター長様、宇和島青年漁業者協議会長様がご参観くださいました。
生徒たちは緊張しながらもしっかり発表してくれました(大汗)!
発表後の質疑では、はえ縄協議会員様、愛媛県水産研究センター長様、南予地方局水産課長様より、本研究を継続するうえで大変有益なご助言や情報をいただきました。
今後の参考にさせていただきます!
本活動は、地域漁業者様から期待していただいていることを肌で感じることができたのではないでしょうか?
来シーズンに向けて準備を進めていきましょう。
発表者の皆さん今日はご苦労様でした!
今後の活躍に期待しています!!
本プロジェクトは、一般財団法人 東洋水産財団の2025年度学術奨励金に採択されました。
記して御礼申し上げます。
【2025年8月25日(月) 発表お疲れさま!】
水高コズナ・プロジェクト
シロアマダイ
発表
部活動
残暑お見舞い申し上げます。
お盆も過ぎましたが酷暑の日が続いております。
今夏は赤潮に悩まされておりますが、部員たちは輪番でお盆期間中も管理をしてくれました!
【ガラルファの移動】
事務室前に展示していたガラルファを生物飼育実習室に戻しました。



【シロアマダイ稚魚のその後】
お盆期間中、3個体死亡し、生存個体は2個体となりました・・・
引き続き飼育更新を目指します!


【2025年8月18日(日) 管理お疲れさま!】
ドクターフィッシュ
シロアマダイ
部活動
水産増殖研究部では、4年前より「水高コズナ・プロジェクト」として、シロアマダイの種苗生産に挑戦しています。
グジと呼ばれる地域が多いようですが、当地ではアマダイのことをコズナと呼ばれています。
関連記事
https://uwajimasuisan-h.esnet.ed.jp/plugin/blogs/show/1/2/2263#frame-2
今夏は赤潮に悩まされていますが、シロアマダイ稚魚は室内温度の維持されている実験室内の水槽で元気にしていますV(^^)V
日々のようすを見てみましょう!
【7月28日(月)】




【8月1日(金)】




【8月7日(木)】




観察していると底生生活に移行しているようです。
自然環境下では、このサイズのシロアマダイは入手することができないので、引き続き観察を続けていきます。
最後に本プロジェクトは、一般財団法人 東洋水産財団の2025年度学術奨励金に採択されました。
記して御礼申し上げます。
【2025年8月10日(日) 飼育日数更新中👏】
水高コズナ・プロジェクト
シロアマダイ
誕生3か月
学校からの連絡
写真は今日の宇和島湾の様子です。 
愛媛県水産研究センターホームページの赤潮・貝毒情報(8月7日付)によると、宇和島湾内では有害赤潮原因種とされているカレニア・ミキモトイの細胞数は減っているものの、海色の変化や今後の動向が気になるところです。
本校桟橋周辺の水面を見渡すとたくさんの魚類が浮いています・・・




また、岸壁には多くのカニ類などがびっしりです。
今年度は青潮になるのではないかと心配されます。
8年前(2017年)と20年前(2008年)に発生した青潮が思い出されます。
このように、今年度は赤潮のダメージがあちこちあります。。。
引き続きご注意ください!
【2025年8月7日(木)赤潮警戒中!】
宇和島湾
赤潮
カレニア・ミキモトイ