高等学校栽培漁業技術検定1級 【水産増殖科第3学年】 

2023年7月6日 14時35分

3年生は、高等学校栽培漁業技術検定1級の受検をしました。

検定内容は、高等学校において栽培漁業(資源増殖)に関する教育を受けている生徒の知識及び技術を検定し、もって生徒の目的意識の醸成を図るとともに、将来の豊かな職業生活に資することを目的とするものです。

 本検定は、全国水産高等学校長協会主催の検定です。


 検定内容には、資源増殖や栽培漁業に関する実用的な知識・技術を問う1級と、基礎的な知識・技術を問う2級があり、それぞれ筆記試験と実技試験が実施されています。

 本検定にチャレンジすることにより、各校のカリキュラムに応じた資源増殖分野の幅広い知識と技術が習得できることを目的に行っています。クラス一丸となって全員合格を目指し頑張りました!結果が楽しみです。

 

 

私たちはこれら学習を通じて、地域の自然や生物から水産業について学びを深めていきたいと思います。

 

【令和5年7月6日(木)実施】

ヒョウモンダコの提供を受けました。ご注意を! 【海洋生物 軟体動物】 

2023年7月3日 11時43分

    先日のムラサキダコに続き、今回はヒョウモンダコの提供を受けましたので本種の紹介と過去の目撃情報について紹介します。

ムラサキダコの記事はこちらからご覧ください。

https://uwajimasuisan-h.esnet.ed.jp/blogs/blog_entries/view/8/0ceb7e660b88f76b33aceb24508506d2?frame_id=8

    ヒョウモンダコは小型で綺麗な模様をしておりますが、魚類のフグと同じ猛毒(テトロドトキシン)を持っており噛まれると非常に危険な生物です。また、英名でBlue-lined Octopusと呼ばれており、刺激を受けると全身に青色のリング状また線状模様が現れます。

 愛媛県宇和海側を中心に本種の捕獲例がしばしば報道されており、今年に入り3例目撃情報があります。詳しくは愛媛県庁ホームページをご覧ください。

https://www.pref.ehime.jp/h37200/hyoumondako/documents/20230501uwajima.html

 

    報道されている多くのヒョウモンダコの写真は刺激を受けた時の色彩が多いため、安静時のヒョウモンダコをご覧いただき、見知らぬ小型のタコに注意していただければと思います。

    写真で見てもわかるように安静時でも青色のリング状また線状模様がうっすらと確認することができます。

 

    今年度4例目となる本種の捕獲情報とともに過去の記録を紹介します。

2023年7月1日、宇和島市平浦において真珠養殖用の抑制かご(通称:卵(抜き)かご)の中から捕獲され提供していただきました。本個体は速やかに教材用として標本にしました。さらに、同地では2009年7月15日にも捕獲されており、この時は、抑制かご内で産卵していました。

    また、本校でも2017年6月1日に、アコヤガイの管理実習中に段ネット(通称:カンガルーネット)と呼ばれるアコヤガイを収容するネットにしがみついていたところ発見され捕獲されました。実習は事故・ケガもなく生徒・教員共に無事に実習を終えることができました。これら情報を整理してみても、本海域で再生産している可能性がありそうです。

    これまで得られたヒョウモンダコは教材用として標本にしております。水産増殖科第2学年の皆さんは、科目「海洋生物」や「総合実習」で軟体動物について学習します。その際には本種標本をしっかり観察してください。

 

 

    期末考査が終わり、夏休みが近づいて参りました。海辺でレジャーを楽しむ際には、天候や気象・海象の他、ヒョウモンダコを含む見知らぬ生物を見つけた場合は不用意にさわらないよう注意してください!

 

    最後に、ヒョウモンダコをご提供くださった方に対しまして御礼申し上げます。

ムラサキダコの提供を受けました! 【海洋生物】

2023年6月30日 08時05分

昨日、愛媛県農林水産研究所水産研究センターより宇和島市遊子沖で採取されたムラサキダコの提供を受けました。受け取りに行った時は元気そうな感じでした。

今朝、水槽を確認しましたところ死亡しておりましたので教材用として標本にしました。

本種の特徴として、外套膜は釣鐘状、外套開口は広く、背側に1対の水孔があり、体の背面は濃い紫色で、腹面は銀白色であること、雌が雄より大型になることが知られています。

愛媛県内では、1955年に宇和海で目録的に記録された事例が最初で、その後、2001年7月に宇和島市戸島沖で採取されたことがあります。この時の個体の大きさは外套長61.0㎜、全長347.5㎜でした。

今回、提供いただいた個体を詳しく計測しておりませんが外套長約26㎜、全長約99㎜かなり小型の個体でした。

 

2年生のみなさんは、先週の総合実習でケンサキイカの観察と解剖を行いました。次回の実習で本種標本を観察してもらいたいと思います。同じ軟体動物でもイカとタコとの違いなど学びを深めてください。

https://uwajimasuisan-h.esnet.ed.jp/blogs/blog_entries/view/8/a9127e6a6f47c9235864a3692a1026cb?frame_id=8

最後に、この度はムラサキダコを採集されました方、愛媛県農林水産研究所水産研究センターの皆さまに対しまして御礼申し上げます。

大変貴重な試料ありがとうございます。今後も教材として活用していきます!

 

【2023年6月29日受け取り-6月30日死亡確認】

ケンサキイカの観察とスケッチ 【水産増殖科第2年 科目「総合実習」】 

2023年6月23日 13時46分

私たち水産増殖科第2年は、ケンサキイカの観察とスケッチを行ないました。

 

準備物:ケンサキイカ、ケント紙、鉛筆(またはシャープペンシル)、水性ボールペン、定規

イカ・タコ類は頭足類(とうそくるい)であるため写真撮影をする場合はご覧のとおりとなります。

 

1. 外部形態の観察と計測をします。

交接腕を確認し雌雄判別をしてください。

2. 外套長を測定後、鉛筆で下書きをします。

3. 一部のケンサキイカは、腹側より開腹します。

この個体は卵を抱えています!

もう1個体にはオキシドールを滴下すると血管が浮き出てきました。何色でしたか?

期末考査に出題するかもしれません。しっかり覚えておきましょう!

 

月曜日から期末考査が始まります。1学期の学びを振り返りましょう!

 

【2023年6月23日(金)実施】

いぶき幼稚園児童との交流学習 【水産増殖科第3学年 科目『課題研究』】

2023年6月21日 14時46分

今日はいぶき幼稚園の年長組児童のみなさんの訪問を受けました。当園とは、昨年9月、課題研究で訪問交流させていただいたご縁で今回は来校していただきました。

 

児童のおもてなしは、課題研究2班メンバーで対応しました。児童生徒のあいさつの後、さっそく施設の探検です!

タッチングプールでヒトデやヤドカリなどを触る児童、マダイの餌を与える児童、各水槽を見て回る児童、それぞれ目を輝かせながら楽しんでいただけたようです。

 

最後に記念撮影後、マイクロバスまでお見送りしました。

 

児童のみなさん楽しかったですか?

また機会がありましたら交流しましょうね!

 

 

【6月21日(水)実施】

オオズワイガニの観察をしました! 【水産増殖科第2学年 総合実習】 

2023年6月16日 19時34分

2年生のみなさんは、軟体動物や節足動物の観察やスケッチを行う機会が増えてきます。

今日の教材はオオズワイガニです。最近、ニュース等で報道されているあの生き物です。

 

宇和島市内の鮮魚店に販売されていました。今日は購入したオオズワイガニを教材として観察とスケッチをしました。

 先生から説明を受けた後、いよいよ観察です。はじめて触れる生き物っていいですよね?説明している教員もテンション高めです!
 

 今日は、当地では馴染みのない生き物を観察することができましたね。多くの発見があったのではないでしょうか!

 

今後、これらの実習を通じて、地域の自然や生物から水産業について学びを深めていきたいと思います。

 

【2023年6月16日(金)実施】

チリメンモンスターを使った海洋生物の分類 【水産増殖科第1学年 水産海洋基礎】

2023年6月16日 19時31分

1年生は、水産や海洋に関する幅広い学習活動を行っています。今日はチリメンモンスターを使って海洋生物の分類活動をしました。

 

チリメンモンスターとは、カタクチイワシを主原料とするしらす干し(ちりめんじゃこ)に含まれる混獲物の総称をいい、きしわだ自然友の会「区分42類」とカネ上「区分29類」に与えられた商標登録です。さらに、近年では中学校理科1学年の教科書にも掲載されています。

 

今日はチリメンモンスターを使って海洋生物調べをしました。図鑑類を使って調べることができましたね。

 

これらの実習を通じて、地域の自然や生物から水産業について学びを深めていきたいと思います。

 

【2023年6月16日(金)実施】

三間中学校の総合的な学習の時間に出前授業をしました!

2023年6月16日 13時42分

6月15日(木)5,6限目に三間中学校の総合的な学習の時間にて出前授業を行いました。

最初に体育館で、豪華景品をかけた「水産クイズ」を行いました。みなさんとても楽しんで参加していました。

その後3班に分かれて、本校の海洋技術科・水産増殖科・水産食品科それぞれの学科から、愛媛の水産業に関する授業を行いました。三間中を卒業して現在本校に在籍している生徒からも色々とお話しがあり、とてもいい刺激をもらえたと思います。

今回の出前授業を通して、宇和島市そして愛媛県の水産業に誇りをもってもらいたいです。

 

真珠班の学習活動 【水産増殖科第3学年 総合実習】

2023年6月16日 07時52分

アコヤガイはウグイスガイ科に属する真珠養殖を行うためにはとても重要な二枚貝です。今回はアコヤガイの挿核する際にとても重要な操作であるメス通しを行いました。

 

 

 

先生からの説明を受けた後、各自実践します。

アコヤガイを貝台に固定し、開口器を使って鰓をめくります。収束筋に沿ってメスを入れていきます。うまくメス通しをすることはできましたか。

簡単にメスを入れるといってもアコヤガイにとっては大手術です。生命に感謝しこれからも学びを深めていきましょう!

 

【2023年6月15日(木)実施】

【うわじま圏域子ども観光大使の訪問を受けました 「水産増殖研究部・専攻科水産増殖科」】

2023年6月12日 16時54分

今日は、うわじま圏域子ども観光大使の訪問を受けました。

 

私たち水産増殖科が学習している愛媛県の養殖業や水産・海洋・生物について見学、体験を通して交流を深めました!

  

施設見学班

マダイやウチワエビ類など本校で飼育している生き物を見学していただきました。

 

魚拓班

マダイやアカハタ等の魚拓を体験していただきました。

 

専攻科班

専攻科生が飼育管理を行っているマダイおよび餌料生物の観察や管理の様子見学していただきました。

 

各班、優しく丁寧に応対してくれました。見学・体験した児童のみなさんも喜んでくれていました!

  

うわじま圏域子ども観光大使のホームページにも今回の活動のようすが掲載されています。

 

 来月のマダイ種苗放流にお会いしましょう!

 

【2023年6月10日(土)実施】