モジャコ(ブリ幼魚)採捕実習 【水産増殖科第3学年 総合実習】
2025年5月15日 06時00分今日は、モジャコ採捕実習について紹介します。
ブリは出世魚と呼ばれ、成長に応じて呼び名が変わる魚類です。
呼び名も地域によって異なり、宇和島地方では、モジャコ → ヤズ → ハマチ → ブリと呼ばれております。
この実習では、流れ藻を探す「探藻」を行います。
浮遊しているホンダワラ類など海藻類を潮目に沿って探します。
流れ藻が見つかれば、操業実習です。
漁具は、旋網(まきあみ)を用います。
この網は一枚網になっているので、おもり側の沈子(いわ)の方から引き揚げていきます。
その次にうき側の浮子(あば)の方を絞り巾着を閉めるような要領で網を引き揚げていきます。
今日の実習では、モジャコをはじめ、アミメハギやハナオコゼ等が採捕されました。
本実習を実施するには、特別採捕許可申請(知事許可漁業)を出して許可を受けなければなりません。
また、操業海域を管轄する関係漁業協同組合の同意も受けなければなりません。
これらの申請を経て実習を行うことができるのです。
本実習に快く同意していただいた関連機関に対しまして御礼を申し上げます。
【2025年5月13日(火)実施】