マダイの分養 【水産増殖科第2学年 総合実習】

2024年6月27日 12時28分
水産増殖科

今年度は、総合実習でマダイの種苗生産を行っています。

5月23日に、専攻科水産増殖科で自然産卵したマダイ受精卵3万粒を本科の飼育水槽へ収容し、

飼育を始めて一カ月が経ちました。

シオミズツボワムシやアルテミア等餌料生物の培養、底面掃除、換水等、管理することがいっぱいです。

水産増殖研究部に協力してもらいながら、順調に成長しており数もたくさん残っています。

今朝、マダイの一部を分養しました。

12

飼育水槽中のマダイは体の大きさが大小さまざまです。

大きいマダイが小さいマダイを食べてしまう可能性が高くなりますので、1個体でも多く残す(生存させる)ためにはこの分養作業はとても大切です。

カウンターで計数しながら別の水槽へ移していきます。

別の水槽へ2,000個体のマダイが移動し、元々いた水槽には同数以上のマダイが残っています。

34

3万粒の受精卵から約5,000個体のマダイが成長しています。

来月の海の日にはその大部分を放流予定です。

2年生の皆さん、引き続き管理をお願います。

また、水産増殖研究部の皆さん、いつもサポートありがとうございます。

来月、たくさんのマダイが放流できるよう、残りの管理もよろしくお願いします!

 

2024年6月25日実施】