水高日記

水生生物による水質判定(宇和島市来村川水系) 【水産増殖科第3学年 総合実習】 

 水生生物調査とは、河川にすむ生き物を採集し、その種類を調べることで、水質(水のよごれの程度)を判定する調査です。この調査では、水質(水のよごれの程度)を4つのレベルに分けて、判定します。採集した生き物の中には水のよごれの程度を示すものさしとなる指標生物がいます。その指標生物を配点ルールにより、点を加えていきます。点数を合計し、最も点数が高かった水質階級をその地点の水質階級となります。

 水産増殖科では、1998年(平成10年)より、本校の横を流れる来村川(通称:保手川)本川(流)と支川(流)の薬師谷川の2箇所で実施しています。

 調査項目は、調査場所の生息環境の記録および気温、水温、流速などの測定した後、採集を行います。今日は曇一時雨とあいにくの天候でしたが調査を実施しました。

【来村川:三島橋】 気温28.8℃、水温23.0℃、採集時間30分

 この場所ではイシマキガイ、ヒラタドロムシ類が優占しており、水質階級は、ややきれいな水(水質階級Ⅱ)と判定されました。

【薬師谷川:岩戸橋】 気温23.5℃、水温20.5℃、採集時間30分

 この場所では、サワガニ、カワゲラ類が優占しており、水質階級は、きれいな水(水質階級Ⅱ)と判定されました。

 採集された生物は例年に比べ少なかった印象がありますが、先輩方が取り組んできた水生生物調査を今年も実施することができました!また、本調査で採集されたサンプルの一部は地域教材として標本にしていきます。

 最後に、本実習の一部は愛媛県「三浦保」愛基金環境保全・自然保護分野公募事業によって行いました。記して謝意を表します。