出張講義「魚類等の全身組織切片作製法」を受講しました 【水産増殖科第3学年 総合実習】

2021年12月13日 11時16分

12月10日(金)、北里大学医学部の西槇俊之先生をお招きし「魚類等の組織切片作製法」という演題で講話と演習を行いました。

【講話】

講話では、組織切片とは人体・実験動物などを形態的に観察、特に微細構造を観察するために必要とされる技術であることやメダカやキンギョのような小型魚類であれば全身を網羅的に観察することができ、その技術を水産学にも応用しているといった大変貴重なお話をしていただきました。

 

【演習】

演習では、メダカを包埋したパラフィンブロックを試料として、滑走式ミクロトームでの薄切、ヘマトキシリン・エオジン重(HE)染色、スライドガラスへの封入を体験しました。短い時間ではありましたが大変貴重な体験をさせていただきました。

1.滑走式ミクロトームを用いた薄切

2.ヘマトキシリン・エオジン重(HE)染色

3.スライドガラスへの封入

西槇先生におかれましては、ご多忙のところ遠路本校までお越しくださりありがとうございました。学習した生徒たちの今後の学びに生かしていきたいと考えております。

最後に、本学習の一部は公益財団法人中谷医工計測技術振興財団 令和3年度科学教育振興助成の助成を賜りましたことを記して謝意を申し上げます。