餌料生物の飼育培養(ミジンコ類) 【教科 海洋生物】

2020年5月25日 07時40分

 前回に続いて、本校で飼育培養されている2種目の餌料生物を紹介します。なお、各種の説明は教科書「海洋生物」の記述に基づいております。

 

〔ミジンコ Daphnia pullex〕

 ミジンコは枝角類のなかでは大型である。環境により頭部や殻棘の長さの変化する種が知られている。世界の湖沼に広く分布する。飼育培養が容易で、淡水魚用の餌料として用いられる。

〔タマミジンコ Moina macrocopa〕

 前種と同様、世界の湖沼に広く分布する。淡水魚用の餌料として用いられる。 

【教科書「海洋生物」より】

 

 ミジンコ類は通常、雌のみの単為生殖によって繁殖します。雄は年に数回出現するのみで、交尾して産み出される受精卵は耐久卵(または冬卵)といわれ、卵殻によって保護されます。耐久卵は水底に沈み、環境条件のよい時期を待って、孵化し発育します。

 

 本校のミジンコ培養水槽です。見えにくいですがたくさんいます。                             

                          

 アルテミアの次の餌料生物としてキンギョに与えます。