一学期の振り返り 【水産増殖研究部】

2024年7月11日 09時30分
部活動

一学期も残すところ10日を切りました。水産増殖研究部のみなさん、日々の管理ご苦労さまです。

水産増殖研究部の活動には大きく3つの活動があります。一学期を振り返りながら近年の活動について簡単に紹介します。

 

【飼育研究】

令和3年度より新養殖対象種の開発を目標に『水高タビエビ・プロジェクト』及び『水高コズナ・プロジェクト』が始まりました。

タビエビとは、ウチワエビ2種(ウチワエビ・オオバウチワエビ)のことを言います。これらの幼生はクラゲ類に跨り、移動手段及び餌料として利用しています。

活動当初は、宇和島市立中央公民館(ホリバタ)において活動のようすを紹介させていただきました。

 ウチワエビ2種 (1)ウチワエビ2種 (2)

ウチワエビ2種(3)

ホリバタ (1)ホリバタ (2)

コズナとは、アマダイ類のこと言います。水産増殖科では特にシロアマダイの種苗生産に挑戦しています。今年度も人工授精することができ、昨年度より飼育日数を更新することができました!

アマダイ(1)アマダイ(2)アマダイ(3)アマダイ(4)

さらに、昨年より『水高たこつぼ・プロジェクト』を始動しました。現在、マダコ(下の写真 上2枚)とスナダコ(下の写真 下2枚)のベビーラッシュです(汗)。稚ダコの段階で、色素包の形状により両種を区別することができます。孵化後重要となる浮遊期を無事に乗り切ることができるでしょうか・・・

マダコ親マダコ 稚ダコ

スナダコ親スナダコ 稚ダコ

これらは愛媛県内において重要な水産生物です。地元漁業者様の協力なしでは活動することはできません。このように貴重な機会を頂き取り組めることに感謝いたします。

今後もトライ&エラーを糧とし、日々管理を行っていきます。

 

【フィールド調査】

以前は宇和島市内の河川や沿岸域で生物相(主に魚類)調査を行ってきましたが、近年は思うようにフィールドに出ることができていません。新年度に向けて充電(計画)中です。

 

【アウトリーチ活動】

今年度は、宇和島自然科学教室の講師補助やうわじま圏域子ども観光大使の皆さんとの交流、ハワイアン・フェスティバル(下の写真 上2枚)やHonda Cars 宇和島オープンイベント(下の写真 下2枚)等を積極的に行っています。

 ハワイアンふぇす (1)ハワイアンふぇす (2)

Honda (1)Honda (2)

このように毎日元気に活動しています。夏休みに入っても忙しいと思いますが、熱中症等に気を付けて引き続き管理をよろしくお願いします!